いつも拝見させていただいてます。
80年式のロータリートップのミッションについてご教示ください。

ミッションO/Hの最終段階にてシフターフォークゲージを使用してシフタークラッチのサイドクリアランスを調整しています。
1st&2ndギアのシフターですが、マニュアルでは2.03mm〜2.28となっていますが、私のは両サイドのクリアランスを足し算しても3.3mmしかなく均等割りするとマニュアルの下限値より少なく(狭く)なります。

ニュートラル位置で均等割りとなるように調整して、1速に入れてシフター位置を確認すると、シフターはドッグ深くまで(突き当たるチョイ手前)噛み合っており問題なさそうですが、2速位置にセットしてシフターのドッグとの噛み合いを確認すると半分弱くらいしか噛み合いっていませんでした。

こういう時のクリアランス調整はどのようにするのが適切でしょうか？
シムを足して2速側にいくらか寄せてみようと思いますがよくないでしょうか？
長文となりましたが宜しくお願い致します。

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純正に限らずマニュアルは新品同様の摩耗劣化が無い部品群を前提に記されていますから現実的な対応が求められます。
ロ−ギヤを深く設定する必要は無いです。ベテランライダ−は2,3速のup down を頻繁に行うので急加速にもしっかりホ−ルドする様深く設定するのが好ましいです。
私が組む時はトップカバ−をシフトの都度慎重に外して1〜4速確認します。疑問が生じた際は別のテストカバ−で同様のチェックです。
面倒がらずに何度も繰り返せば小気味良いシフト感が得られます。
E/gは調子良くてもシフトがカチッと来ない車両は多いのでメンテでドック入りする際は指摘する様に努めています。

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回答ありがとうございます。
やはりマニュアルはマニュアルということですね。純正に対しての数値であるということを頭に置いておきます。

フォークゲージという便利なツールがあるが故に夢中になり、現物合わせや仮組みということを失念してました。

歯当たりやカムフォロワーの溝の磨耗なども考慮して納得のいく調整が出来たと思います。
ありがとうございました。

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かなり昔ですが何かで読んだskさんのパンでミッションはバックカットのチュ−ンが施されていると記憶してます。その時は何の事かさっぱりでしたが記憶だけは今でも残ってます。(違ってたらスミマセン)
バックカットについて教えて頂けないでしょうか。よろしくお願いします。

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ドラッグレ−スから生まれたテクニックで素早いシフトアップが狙いです。
特に旧車ハンドシフトでは複雑なリンクのガタでレ−スには使えない為ダイレクトに作動させるジョッキ−シフト、B & Mクィック等が登場しました。
更なるタイムupを狙いシフタ−クラッチと2,3速のドッグの噛み合いを削り込んで僅かな作用力のみで結合する様に研摩するのがバックカットです。
シフトアップ時に指1本で触れるだけで入る為コンマ数秒は確実に短縮します。
一方でアソビが大きくなるので乗り手にも回転を合わせる腕が要求されます。実際私のTMも事情が有って貸し出してたのですがガタガタになって返って来ました。聞けば何速からでもスム−スな為につい々オ−トマ感覚で乗ってたとか。
現代では最新テクノロジ−の超短波マイクロポリッシュがUSAレ−ス界で主流になってますがコストも膨大です。

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ご丁寧な説明有り難うございます。先人の苦労がしのばれる良い話でした。
五感を研ぎすまして乗ってたのが当たり前の時代に乾杯!

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